⁂MR職人の戯言⁂

お母さんは命懸けであなたを産みました・この世に産んでくれてありがとう・
親を愛し尊敬するする者は人を憎むことは無い・親を慕うものは、人を毛嫌いすることは無い・
命はたった一つのもの・数えてはいけない・      

<幻の長沼団地>


体調も今一・天候も不安定なので・何年も気になっていた多くの書類の整理をしている。


最初に・・昭和44年~45年・・京王線長沼駅至近の<山林買収>・・


駅から入口まで4分~約16万平米の山林を買収して~500区画余りの住宅団地計画・・


北傾斜ですが・八王子市市街地~浅川が眼下に眺められる抜群の眺望です・・


零細企業の30歳の青年社長(MR職人)が、地上げした大型物件でした。


丁度都市計画の線引きで<調整区域>に編入され大騒ぎ・・市内でも数か所が対象になり各社が陳情合戦した・・


長沼山林を買収した会社も<前都知事の実弟・参議院副議長の安井兼さん>の紹介状を持参して<八王子市役所・植竹市長>を訪問・陳情した・・


私も社長にお供して同席・・助役を交えて話をした・・


市長の話では、各社からの陳情ラッシュで困り果てていた・・


並行して市内各所で陳情している業者とも協議・・市役所当局にも数回訪問したが難しそうなので・方針を変更した。


社長から・せっかく紹介してもらって・残念だが分譲を諦めて東京都に買い上げ申請をするので了解してくれ・・


<近郊緑地地域>に指定されていたので・某大物代議士の紹介で・<美濃部都知事>に直談判・・とんとん拍子に話が弾み未買収の一部をも含め・・買収業務が終わった・・


数年後に整備され<都立長沼公園>に衣替えした・・


50年くらい前の業務だが・近くを通るたびに・私の不運を象徴する<幻の長沼団地>・無念さが蘇える。


京王線長沼駅ホームからは、今の時期でも緑の森全体が見渡せる。

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