<私の先生>
書籍名~ 私の先生・ 誰からも、何からも学べる
著者~ 小笠原 英司さん・・
出版社~ ぎょうせい
(まえがきから)
ひとは、一人では生きていけないという真実を、いろいろな意味で実感できるのは、ある程度の経験つまり年齢が必要だと思う。
若い内は自分が前面に出て、自分一人で思うように生きたいと思うから、自分に与えられている貴重な<学び>の機会に気づかないことが多い。
自分に対する(先生)の存在を自覚し、感謝を込めてその教えを、自分の中に受け入れるという学びの行為は、成熟した人格の発露だと思う。
(心こそ大切なれ)中学校を卒業して職人として就職された方が、最初に親方からもらった手紙に書かれていた。
寡黙で滅多にほめてくれなかった親方だったが、折々に文字に託して励ましてくれた。
友と会う時は 春風のように 爽やかに
仕事に向かう時は 夏の太陽のように 情熱的に
考える時は 秋空のように 澄んだ心で
自分には 北風のように 厳しく
心こそ 大切になれ 夢を掴め
羨ましい・このような師匠の下で修行された方は、後輩にも同様な教育ができます。
小生にも厳しく育ていただいた(支障が数人いますが(生きた学問)を、学ばれたこの方は羨ましい限りです。